pattern (only Lithuanian language)
リトアニア語のキノコのパターン
リトアニア語KAL(Lithuanian pattern KAL in Japanese)
私の尊敬するリトアニアの凄腕ニッターのソナタさんが、彼女のお店のサイトで公開しているパターンです。
この子はベニタケちゃん。編みタイツ風の、色っぽいヒダがチャームポイントです。
ウメーデという名前が、おいしそう!(本当にウメーデを発音するのかは不明です)
おいしそうな名前ではありますが、毒きのこでないベニタケでも、味はイマイチなのだそう。。。
翻訳メモ:
- 白と、もう一色(お好みのベニタケ色)で編みます。
- 詰め物用に手芸用の白い綿が必要です。(ヒダから透けてみえます)
- Uždėti baltu siūlu 12 akių 白い毛糸で12目作り目(普通の作り目です。残り糸を使って最後に綴じます)
- paskirstyti jas ant 3 virbalų 3本の針に分けます
- Mezgama ratu 輪編み
- 1 eilė. / Round 1
- Visos akys mezgamos išvirkščiai. / purl
- Mezgama gerosiomis akimis. / knit
- 1 geroji (2 geros) / k1 (k2)
- 1 užmetimas / yo かけ目
- Čia galima gan standžiai prikimšti kotą - jis baigtas 軸終了。詰め物はぎゅうぎゅうでよし。
- 1 geroji persukta / ktbl (knit through back loop) ねじり目
- (ta, kuri buvo neseniai uždėta, mezgama paprastai) 前の段のかけ目を普通に表編みで編みます。
- 下の段で表目で編んでいたところは、すべてねじり目で編みます。
- 17段目のかけ目の上に編んだ目は、18〜22段目を編んだあとに、針からはずします。
- (ta, kuri buvo mezgama persukta) 前の段のねじり目を表編みします
- かけ目の上に編んだ目を、目がほどけるように、針からはずし、backward loop cast onで、新しい目を3目作ります。
- Keičiam baltą koto siūlą į spalvotą kepurės. カサの色の毛糸にチェンジ
- 2 sumezgamos kartu / k2tog
- 1 gera / k1
- Pertraukti siūlą per likusias akis ir paslėpti. / 糸を切って、残った目に通して絞る。糸始末。
- 38、38段目辺りで、薄く(ヒダが隠れるくらいの量の)詰め物をします(←私はもう少前の段で詰めました)。
- ヒダから透けて見えるので、明るい色の詰め物を使って下さい。
- 軸の作り目の残り糸を使って、軸の下の穴を綴じます。スモッキングのようなステッチとの指定。*のような形に綴じればよいと思われます。
このパターンの最後の文章がわからなかったので、ソナタさんに質問しました。「詰め物は薄く!」がポイントです。
私の使ったノルウェーの編み込み用ウールだと、詰め物を薄くしても、ぽこっとしたドーム状のカサになってしまいました。リアルなベニタケに仕上げたい方は、くたっと柔らかめの毛糸(アルパカ、シルク、コットン、メリノなど)を使われることをおすすめします。
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パターンの全訳公開は(たとえオリジナルのパターンがフリーであっても)著作権の侵害にあたるため、ここには、翻訳メモしか載せておりません。
わからないことがあったらKALで質問してみて下さいね。
また、全訳をして、それを公開される場合は、必ずソナタさんの許可をとってからにして下さい。
20.02.2017
フィンランドの森で撮ったキノコの写真より、ベニタケ、ベニテングタケの写真を追加